ミラクル・シティ・コザ
現代とコザ暴動時代とを行ったり来たりする映画。
目の付け所も面白いし、タイムスリップの仕方も、まぁ目新しい。
高い評価を与えている人も多かったけど、自分としては面白くなかった。
時代考証は良いのだろうけど、ストーリーの展開の仕方がつまらないと感じる。
一つには、監督と脚本家が同じ人。やはりここに力不足が反映したのではないか、と感じた。
後一ひねりあれば、もっとはるかに面白くなれただろうな、と感じる部分が多く、若手だからこそ、これからの道につなげるためにも、もっと周りの協力を得るべきだったんじゃないかと思えてならない。
数少ない上映館の、最終上映日。15席の劇場に一人。
それだから、集中できるはずなんだけど、正直言えば、つまらなかった。
ただ、繰り返すけど素材は良いのだから、もっと脚本を練りなおして作った方がよかったとしか思えない。
可能であれば、腕を磨いて続編(的なもの)を作ってほしい。
その時には、満足できるものであってほしい。
ないちゃーだけど、おきなわを愛する一人の人間として、大変に残念な作品。
頑張ってください。次の作品に期待します。